【予防接種】犬の混合ワクチンについて

犬は毎日の散歩やドッグラン等、日々の生活の中で感染症のリスクがいっぱい存在しております。
ワクチンにはどういった種類があるのか、なぜ接種すべきなのか、費用や頻度等のはじめての飼い主さんにはよくわからない点について、ご紹介させていただきます。
目次

予防接種の種類

  • 狂犬病予防接種【必須】
  • 感染病予防接種【任意】 ←詳しく解説
犬の予防接種は上記2種類にわけることができます。
狂犬病予防接種は狂犬病予防法で決められているので、犬を飼う場合には絶対に接種することになります。
狂犬病は発症すると治療法はなく、ほぼ100%の確率で死に至ってしまいますので、必ず接種するようにしましょう。

一方、感染病予防接種は任意での接種になります。
毎年1回接種する必要があるのか、XX種といった形で多くの種類があるけど一体どれを打つべきなのか。
犬を飼い始めてわからない方のために、詳しく説明させていただきます。

混合

No種類2種5種6種7~11種
1犬ジステンバー
2犬パルボウィルス
3犬アデノウィルス(Ⅱ型)
4犬伝染性肝炎
5犬パラインフルエンザ
6犬コロナウィルス
7犬レプトスピラ感染症(血清型による)
混合ワクチンの種類
No.1-3までが『コアワクチン』と言われるものになります。
コアワクチンとは致死性が高いため、必ず接種すべきと推奨されており、それ以外のNo.4以降は飼育環境等によっては接種すべきかどうか判断すべきものとなります。

No.7のレプトスピラ感染症はアウトドアで海や川遊び等のアウトドアをワンちゃんと一緒に楽しみたい場合には、接種が推奨されているので獣医師さんに相談するといいと思います。

何種のワクチンがおすすめなのか

全てのワンちゃんに共通した正解というものはありません。
とりあえず、種類が多いものを打てばいいのかというと、そういうわけでもありません。
種類が多ければ多いほど、ワンちゃんへの負担は大きくなるのです

ワクチンによるアナフィラキシーショックやアレルギー発症リスクもあるといわれているので、
飼育環境を獣医師さんに伝えたうえで、どのワクチンを接種するかは決めていきましょう。


ちなみに我が家の"海"ちゃんは6種を打っております。
病院の屋上で待機する”海”ちゃん

ワクチン接種にかかる費用

ワクチン接種費用は病院によって異なりますが、
2種混合で3,000円~5,000円程度、7種以上になると7,000円~10,000円程度です。

ワクチン接種は病気の治療ではなく、健康な状態で行う「予防行為」となるため、ほとんどの場合ペット保険の対象外となっています。

接種頻度はどうすべきか

感染病予防接種(任意)

ペットホテル等では、1年以内のワクチン接種証明書が条件になっている場合はありますが、本当に毎年の接種は必要なのでしょうか。

コアワクチンの抗体は約3年程度は継続するといったデータもありますので、
愛犬への負担が気になる場合には、抗体検査をしたうえで判断をするのも手段の一つかと思います。

一般的には、生後1年までの子犬期に3回、その後1年~数年に1回、継続して接種します。かかりつけの獣医さんに相談しながら、適宜接種を行ってください。

狂犬病予防接種【必須】

自治体による集団接種と、動物病院での個別接種があります。
集団接種については、飼い主さん宛に案内が送付され、実施期間は4月~6月ですが地域ごとに日程が異なります。動物病院で個別接種することもできますが、費用はそれぞれの病院によって異なり、集団接種よりも高額になることが多いようです。
いずれの場合も、予防接種をすると「注射済票」が交付されます。集団接種について詳しくは、お住いの市町村窓口までお問い合わせください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる