犬を飼っている方は絶対に聞いたことがある言葉「フィラリア」。
私は”海”を飼うことになって初めて知り、色々調べてみました。
毎月飲ませている薬について、どこまで知ったうえでワンちゃんに飲ませていますか？
今回は私のようなワンちゃん初心者の方に向けて、フィラリア症についてまとめてみました。
目次
フィラリア症とは
フィラリア症とは一体何なのでしょうか？ フィラリアとは犬糸状虫症と呼ばれる寄生虫が原因の病気です。 ご存じの方が多いと思いますが、感染源は”蚊”です。 フィラリアに感染している犬の血液には『ミクロフィラリア』というフィラリアの幼虫がいて、 蚊がその感染している犬の血液を吸うと『ミクロフィラリア』も体内に取り込んでしまうのです。 その後、その蚊が他の犬の血を吸うときに『ミクロフィラリア』が犬の体内に入り込み感染し、 血液中で成長しいつしか成虫となって心臓等に移動していくようです。 ただ、今ではちゃんと予防さえすれば防げる病気ですので飼い主さんは気を付けましょう！
予防方法
次にフィラリアの予防方法です。 予防方法は以下の3つの方法が主流かと思いますが、一番は「飲み薬タイプ」だと思います。 注射タイプは副作用が原因で、取り扱っていない病院もあるようです。 副作用については過去事例がありますので、確認の上獣医さんと相談しながら、どの予防方法にするのか決めるのがいいと思います。（※過去事例-動物用医薬品_注射用モキシデックSR-農林水産省）
フィラリア予防方法
- 飲み薬タイプ
月に1回錠剤を飲ませる方法。いつものご飯やおやつに混ぜると、どのワンちゃんも嫌がらず食べてくれるはずです。（我が家の”海”ちゃんもこの方式を採用） - 注射タイプ
年に1回注射をする方法。うっかり投薬を忘れることもないが、ほかの方法に比べると副作用が多いといわれています。 - スポットタイプ
首元に液体を滴下する方法。飲み薬が合わないワンちゃんの場合には、簡単にできるのでお勧めdです。ただ、多頭飼いしている場合には他のワンちゃんが舐めちゃったりもあるので飼育環境によっては要注意。
予防薬の値段相場
フィラリア予防薬は、動物病院で処方してもらいます。 獣医師の診察がないと、購入することができないのです。 ちょっと調べると個人輸入で安く買えるものは確かにありますが、お勧めしません。 偽物で効果がない薬を販売する会社もあるようですので、大事な愛犬のリスクをどうとるかになってきます。 もし、一度感染すると長期間の治療が必要になるので、逆にコストもかかってくることになります。 本題の値段ですが、ワンちゃんの体重や薬によって全然異なるので、お近くの病院に問い合わせていただく必要があります。ここでは一例を載せておきます。
・フィラリア予防薬の料金
– 1年間予防効果のある薬（注射タイプ） ～5.6kg 4,500円、～11.3kg 5,700円、～22.6kg 7,000円、～30kg 9,200円
– 6ヶ月間予防効果のある薬（注射タイプ） ～5.6kg 4,400円、～11.3kg 5,400円、～22.6kg 6,500円、～30kg 8,700円
– 飲み薬（お肉タイプ・錠剤）7回分 ～5.6kg 4,400円、～11.3kg 5,400円、～22.6kg 6,500円、～45.3kg 8,700円
– スポットタイプ（滴下型）7回分 ～2.5kg 7,700円、～5kg 10,500円、～10kg 11,900円、～20kg 13,300円
※別途初診料・再診料がかかります
エルザ動物医療センター（兵庫県姫路市）獣医師：長谷 隆司
フィラリア薬を飲む前にすべきこと
予防薬を飲む前に”検査”は絶対にしてください。 予防薬を飲むと、蚊が運んできたフィラリアの幼虫を退治してくれるのですが、 既に感染しているワンちゃんにあげてしまうと、 ショック症状を引き起こし、最悪死亡に至ってしまいます。（実際に死んでしまった事例もあります） 毎月薬を飲ませているのに一度投薬を忘れていた場合には、その空白の期間に感染してい可能性がありますよね？ そうです、薬をあげ忘れるのは非常に危険なので、薬をあげるのを絶対に忘れないようにしましょう。
海毎月忘れないでね！
最後に
いかがでしたでしょうか。 皆様の愛犬のためにも、しつこいくらいに言いますが、 フィラリア予防薬を投与する前に必ず検査をし、毎月の投薬をするのであれば絶対に忘れないことです！
